空き地に防草シートを貼る手順を、できるだけ細かく解説します。この手順は、雑草の再生を防ぎ、長期間にわたって効果を保つために非常に重要です。
1. 空き地の状況確認
広さの計測: 防草シートを敷く空き地の面積(縦、横)を正確に測ります。
雑草の種類: 生えている雑草がスギナ、チガヤ、笹など、生命力の強いものか確認します。これらの雑草は突き抜ける可能性があるため、より高耐久の防草シートや、重ね幅を広げるなどの対策が必要です。
地面の状態: 石や木の根、ゴミなどがないか確認します。
防草シート:
種類: 「不織布タイプ」は光を完全に遮断しやすく、ピン穴からの雑草発生も抑えやすいです。ただし、値段は高め。
遮光率: 99%以上の遮光率があるものを選びます。
耐用年数: 5年、10年、15年など様々なものがあります。交換の手間を減らすには、できるだけ耐用年数の長いものを選びましょう。
サイズ: 測った面積よりも少し大きめのサイズを用意します。特に、複数枚を重ねて敷く場合は、重ね代(10〜15cm)を考慮して計算します。
固定ピン(U字ピン、J字ピンなど): シートを地面に固定するための専用ピン。
防草シート用テープ: シート同士の継ぎ目や、ピン穴を塞ぐための専用テープ。
その他:
草刈り機または鎌: 雑草を除去するため。
レーキ(熊手): 地面の小石やゴミを取り除き、平らにならすため。
スコップ、鍬: 地面を掘り起こし、根っこを除去するため。
転圧機(プレートダンパー)または足: 地面を固めるため。広い面積の場合はレンタルがおすすめ。
メジャー、カッター、ハサミ、ハンマー、軍手
1. 雑草の除去(下地処理)
草刈り: まず、空き地に生えている雑草を、草刈り機や鎌で根元から刈り取ります。
根の除去: スコップや鍬を使って、刈り取った雑草の根っこをできるだけ完全に除去します。特に、イネ科の雑草は根が残ると再生する可能性があるため、丁寧に作業します。
小石やゴミの除去: 地面に残っている大きな石や木の根、ガラス片などのゴミをすべて取り除きます。これらが残っていると、シートが破れる原因になったり、地面に密着せず、隙間から雑草が生えたりします。
整地: レーキで地面を平らにならします。デコボコしていると水たまりができたり、シートが地面から浮いたりするため、できるだけ均一に整えます。
転圧: 地面をしっかりと踏み固めます。広い面積の場合は、プレートダンパーをレンタルして転圧すると、後から地面が沈んでシートがたわむのを防げます。
2. 防草シートの敷設
シートの敷き始め: 空き地の端(壁やフェンス側など)からシートを敷き始めます。風の強い日は、風にあおられないように少しずつ広げながら作業します。
仮固定: シートを少しずつ広げながら、風で飛ばされないように、端と中央を仮に固定ピンで打ち込みます。
シートのカット: 障害物(柱、杭など)がある場所は、シートに切り込みを入れて形を合わせます。この際、切り込みから雑草が生えないように、最小限の切り込みにとどめます。
重ね代の確保: 複数枚のシートを敷く場合は、必ず10〜15cm以上の重ね代を設けます。重ね代が狭いと、そこから雑草が光を求めて生えてきてしまいます。上から下へ、低い場所から高い場所へと重ねていくと、雨水がスムーズに流れ、シートの下に水が溜まるのを防げます。
ピンの打ち込み:
端部: シートの端や重ね部分は、50cm間隔でしっかりと固定ピンを打ち込みます。
中央部: 広い面の中央は、1m間隔で打ち込み、風でめくれたりシートがずれたりしないようにします。
固定: ピンの頭がシートをしっかりと押さえつけるまで、ハンマーで打ち込みます。
3. 仕上げ
継ぎ目の補強: シート同士の重ね代には、防草シート専用のテープを貼って隙間を完全に塞ぎます。
ピン穴の補強: ピンを打ち込んだ穴からも雑草が生える可能性があるため、専用のテープ(ピンシール)でピンの頭の上から穴を塞ぎます。
周囲の処理: 建物や塀、コンクリートの基礎との間に隙間ができないように、シートの端を少し立ち上げたり、専用の接着剤で固定したりします。
最終確認: 全体を見渡し、隙間や浮きがないか、ピンがしっかり固定されているかを確認します。
この手順を丁寧に実行することで、防草シートの持つ本来の効果を最大限に引き出し、長期にわたってきれいな状態を保つことができます。特に、下地処理(雑草の根の除去と整地)をどれだけ丁寧に行うかが、成功の鍵となります。
以上です。
ご依頼ありがとうございました。
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2025年