庭の外壁を高圧洗浄機で掃除することは、溜まった汚れやコケを効率的に落とすことができます。ただし、誤った方法で行うと、外壁を傷つけたり、近隣トラブルの原因になったりするリスクもあります。ここでは、外壁を高圧洗浄する方法と、注意点を詳しく解説します。
1. 事前準備と確認
1.1. 外壁の状態を確認する
1.2. 必要な道具を揃える
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高圧洗浄機: 外壁洗浄には、家庭用でも十分な水圧(5~8MPa程度)があるものがおすすめです。広い範囲を効率よく洗浄したい場合は、吐出水量が多いモデル(8L/min以上)を選ぶと良いでしょう。
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専用ノズル: ターボノズルや広角ノズルなど、用途に合わせたノズルがあると便利です。
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洗剤(必要に応じて): コケやカビがひどい場合は、外壁専用の中性洗剤やバイオ洗浄剤を使用すると効果的です。
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養生用品: 窓、玄関ドア、換気扇のカバー、エアコンの室外機、植物などを保護するための養生シート、養生テープ、ブルーシートなど。
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保護具: 水の跳ね返りや汚れが付着するのを防ぐため、汚れてもよい服装、ゴーグル、手袋などを着用しましょう。
1.3. 近隣への配慮
2. 高圧洗浄の手順
2.1. 養生をする
2.2. 全体に水をかける
2.3. 洗剤を塗布する(必要な場合)
2.4. 高圧洗浄で洗い流す
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水圧の調整: いきなり最大水圧で使用せず、まずは弱めに設定し、徐々に水圧を上げていきます。
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ノズルとの距離: 外壁から30cm以上離して噴射するのが目安です。近すぎると塗装が剥がれたり、外壁材を傷つけたりする原因になります。
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洗浄の方向: 外壁の汚れは上から下に流れ落ちるので、建物の高い位置から低い位置へ、上から下へと洗浄していきます。
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ムラなく洗浄: ノズルを一定の速さでゆっくりと動かし、同じ場所に長時間当て続けないようにしましょう。
2.5. 最終確認と乾燥
3. 高圧洗浄後のメンテナンス
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高圧洗浄はあくまで表面の汚れを落とすためのものであり、外壁の劣化を防ぐものではありません。
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外壁の耐久性を維持するためには、洗浄後に必要に応じて、外壁のひび割れ補修や再塗装を検討しましょう。
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特に、築10年以上経過した外壁は、洗浄後に再塗装を行うことで、建物の寿命を延ばすことにつながります。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。