3階建てマンションの共用部分清掃について、具体的な手順と清掃箇所ごとのポイントを詳細に解説します。効率よく、かつ見落としなく清掃するための基本的な考え方は、「上から下へ」「奥から手前へ」です。
ステップ1:準備
清掃作業を始める前に、必要な道具を揃え、安全を確保します。
基本的な清掃道具
ほうき、ちりとり
モップ(乾拭き用、水拭き用)
雑巾(複数枚)、マイクロファイバークロス
バケツ
ブラシ(デッキブラシ、タワシ、小さなブラシ)
脚立または踏み台
ゴム手袋
場所ごとの追加道具
天井・壁: 柄の長いホコリ取り、蜘蛛の巣払い
頑固な汚れ: メラミンスポンジ、スクレーパー(ケレン)、中性洗剤、高圧洗浄機(駐輪場・駐車場など)
安全対策
長袖、長ズボン、滑りにくい靴
マスク、保護メガネ
「清掃中」の看板
ステップ2:清掃の手順(全体)
3階建てマンションの場合、清掃は最上階から始め、下へ降りていくのが効率的です。
最上階(3階)からスタート
天井や壁の高い部分からホコリや蜘蛛の巣を取り除きます。
手すり、窓枠、メーターボックスなどを拭きます。
床を掃き、モップがけを行います。
2階、1階へ
3階と同様に、各階の共用廊下や階段を清掃します。
エントランス・ロビー
最後にエントランス周り(玄関、ロビー、郵便受けなど)を清掃します。
屋外スペース
駐輪場、駐車場、中庭など、屋外の広範囲を清掃します。
ステップ3:各清掃箇所の詳細な手順とポイント
1. 階段・廊下
天井: 柄の長いホコリ取りやほうきで、照明器具や天井の隅に溜まったホコリ、蜘蛛の巣を払い落とします。
手すり: 乾いた雑巾でホコリを取り除いた後、固く絞った濡れ雑巾で丁寧に拭き上げます。住民が頻繁に触れる場所なので、除菌スプレーも活用すると良いでしょう。
壁: 蜘蛛の巣や汚れを落とします。雨垂れ跡やカビがある場合は、中性洗剤を薄めた液で拭き取ります。
階段:
まず、ほうきとちりとりで大きなゴミや砂、落ち葉を掃き集めます。
次に、モップを固く絞り、段差の角や踏み面を丁寧に拭きます。
特に汚れがひどい場合は、中性洗剤を使い、デッキブラシで擦り洗いします。
清掃前の準備: 住民に事前に清掃日を告知し、自転車や車両を移動してもらうように依頼しておきましょう。
掃き掃除: ほうきとちりとりで、タバコの吸い殻、落ち葉、砂利などを掃き集めます。ラックの奥など、ほうきが届きにくい場所は小さなブラシや刷毛を使います。
頑固な汚れ: タイヤ痕やオイルのシミ、コケ、カビは、高圧洗浄機を使うと効果的です。高圧洗浄機がない場合は、デッキブラシやタワシで擦り洗いします。
注意点:
高圧洗浄機を使用する場合、水圧が強すぎるとコンクリートやタイルの表面を傷つける可能性があるため、まずは目立たない場所で試しましょう。
隣の敷地や建物に汚れた水が飛ばないように注意します。
落ち葉・ゴミの除去: ほうきや熊手を使って、落ち葉やゴミを丁寧に集めます。
床面の清掃: 砂や泥、コケが付着している場合は、デッキブラシと水で擦り洗いします。
植栽の手入れ: 必要に応じて、枯れた葉や枝を剪定したり、雑草を抜いたりします。
ベンチ・テーブル: 乾いた布でホコリを払い、濡れ雑巾で拭き上げます。
清掃の頻度とポイント
日常清掃: ほうきでの掃き掃除、手すりや郵便受けの拭き掃除など、日々の汚れを落とす簡単な清掃。
定期清掃: 高圧洗浄機やポリッシャーなどを使った専門的な清掃。年に数回行うと、美観を維持できます。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
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2025年