長期間放置された空き家の庭の草抜きは、時間と労力のかかる大仕事です。効率的かつ安全に作業を進めるための手順を、ブログ記事のように分かりやすくまとめました。この手順で、荒れた庭をスッキリさせましょう!
徹底解説!放置された空き家の庭を蘇らせる草抜き・除草の手順
空き家を管理する上で、最も頭を悩ませるのが庭の雑草問題です。雑草を放置すると、害虫の発生や近隣トラブルの原因にもなりかねません。ここでは、雑草が生い茂った庭を効率的に綺麗にするための具体的な手順とコツをご紹介します。
草抜きは、トゲや虫、熱中症のリスクが伴う屋外作業です。準備を怠らないことが成功の鍵です。
雑草が人の背丈まで伸びている場合、いきなり根を抜くのは非効率です。まずは地上部を刈り取り、作業スペースを確保します。
大きな雑草・ツルを処理する:鎌や剪定バサミを使い、ツル性の植物や背の高い雑草から切り離します。特にフェンスや植木に絡んでいる部分は優先的に処理しましょう。
草刈りで高さを揃える:草刈り機があればベストですが、手作業なら草刈り鎌や三角ホーを使い、雑草の根元付近を払うように一気に刈り倒します。この段階では根が残っていても構いません。
刈り草の回収:刈り取った大量の草は、熊手で集め、ゴミ袋やブルーシートにまとめます。刈り草を放置すると、またそこから根付くことがあるので、すぐに片付けましょう。
地表がスッキリしたら、雑草の再生を防ぐために根を徹底的に除去します。
せっかくの苦労を無駄にしないために、後の対策をしっかりと行いましょう。
土のならし:草抜きで地面に穴や凹凸ができた場合は、スコップや熊手で土をならし、平らにしておきます。
除草剤の散布(オプション):
即効性で根まで枯らしたい場合は液体タイプを、今後の雑草の発生を抑えたい場合は粒剤タイプを、目的に合わせて使用します。
近隣の植木や農地に影響が出ないよう、風のない日を選び、慎重に散布してください。
防草シート・砂利敷き(推奨!):長期的な対策として最も有効です。草抜きを終えた地面に防草シートを敷き、その上から砂利やウッドチップを敷き詰めれば、日光を遮断し、雑草の発生を大幅に抑えることができます。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
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アクセントクロスを1面だけ貼り替える手順を、詳しく解説します。
準備するもの
STEP 1:作業前の準備
家具の移動と養生
作業する壁面にある家具を移動させ、作業スペースを確保します。
床、巾木(床と壁の境目の板)、天井、そして貼り替えない隣の壁との境目をマスカーや養生テープでしっかり保護します。
コンセントプレートやスイッチプレートは、ドライバーで外しておきます。
古いクロスを剥がす
既存のクロスにカッターで切り込みを入れ、端からゆっくりと剥がしていきます。
壁紙の裏紙(薄い紙)が残っても問題ありませんが、表面のビニール層はきれいに剥がしきります。
隣の壁紙の端との境目も、カッターで切り込みを入れてから丁寧に剥がします。
下地処理
古いクロスののり残りや汚れをきれいに拭き取ります。
壁に画鋲の穴やひび割れ、凹凸がある場合は、壁紙用のパテで埋め、乾いてからサンドペーパーなどで表面を平らにします。
STEP 2:採寸と基準線引き
採寸
壁の高さ(床から天井まで)と幅を正確に測ります。
クロスのカット
採寸した高さに、上下の切りしろ(余り)として約5〜10cmずつ足した長さで、壁紙をカットします。
柄物の場合は、柄がずれないよう、柄のリピート(繰り返し)の長さを考慮して多めにカットするか、柄の合わせ目を見てからカットします。(柄合わせは特に難しいため、初心者には無地や小柄がおすすめです)
基準線を引く
1枚目のクロスをまっすぐ貼るために、垂直な基準線を引きます。
壁の端からクロスの幅より少し短い位置に印をつけ、下げ振り(または重りをつけた糸)を垂らして、垂直な線を鉛筆で薄く引きます。
1枚目を貼る
生のり付きクロスの場合: 裏面の保護フィルムを上から20cm程度剥がし、折りたたまれたクロスを広げます。
天井側の切りしろ(約5cm)を残し、引いた基準線にクロス(通常は左端)をぴったり合わせて上部を軽く仮貼りします。
垂直が確認できたら、保護フィルムを少しずつ剥がしながら、撫でバケやスキージーで中央から外側へと空気を押し出すように密着させていきます。シワや気泡が入らないように注意します。
2枚目以降を貼る(ある場合)
2枚目以降は、先に貼ったクロスの端に約1〜2cm重ねて貼ります。(壁紙の種類によって「突き付け」または「重ね貼り」の指示に従います)
柄がある場合は、柄が合うように上下左右の位置を微調整しながら貼ります。
貼り進める際も、撫でバケで空気を抜きながら密着させます。
つなぎ目の処理(重ね貼りした場合)
重なっているつなぎ目の中心に地ベラを当て、2枚のクロスを同時にカッターで切ります(ジョイントカット)。
切り落とした上側のクロスと、その下にある下側のクロスの余分な部分を剥がし取ります。
継ぎ目がぴったり合ったら、ジョイントローラーでしっかり圧着し、剥がれを防ぎます。
余分な部分のカット(切りしろ)
天井との際、巾木との際、隣の壁との境目などに地ベラを押し当ててしっかりと折り目をつけます。
地ベラを定規代わりにして、折り目に沿ってカッターで余分なクロスをカットします。
ポイント: カッターの刃は、少し作業するごとに新しく折って、常に切れ味の良い状態にしておくと、きれいに切れます。
コンセント周りの処理
クロスの上から指でコンセント(スイッチ)の位置を確認し、「×」字に切れ込みを入れます。
プレートの枠に合わせて地ベラで折り目をつけ、余分なクロスをカットしてくり抜きます。
清掃と復元
はみ出たのりを、濡らして固く絞ったスポンジや雑巾で丁寧に拭き取ります。のりが残ると変色の原因になります。
コンセントプレートやスイッチプレートを元に戻します。
養生テープやマスカーを剥がして完成です。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございまいした。
幅60cm、長さ8mの狭い場所で、隣の家の塀が隣接しているという状況での草抜きについて、詳しく手順をご説明します。
【準備するもの】
草抜き用具:
軍手
草抜きフォーク、雑草ブラシ、ミニ鎌など、狭い場所に適した道具
熊手やちりとり(抜き取った草を集める用)
ゴミ袋
除草剤散布用具(必要な場合):
液剤除草剤(スプレータイプが使いやすい)
保護メガネ、マスク
その他:
長袖、長ズボン、帽子
飲み物、タオル
必要に応じて、ビニールシートなど(隣家への飛散防止用)
【作業手順】
ステップ1:作業前の確認と隣家への配慮
隣家への声かけ:
除草剤を使用する場合、風で飛散する可能性があるので、事前に隣家の方に一言お声がけしておくと安心です。
「家の塀沿いの草抜きと、念のため除草剤を撒きます。ご迷惑をおかけしないように注意しますが、何かあればお声がけください」といった内容でOKです。
天候の確認:
風の強い日は避けましょう。除草剤が飛散し、隣家の庭木や植物を枯らしてしまうリスクがあります。
雨の直前・直後も避けましょう。除草剤の効果が薄れます。
道具の選定:
幅が狭いので、柄の長い鎌や草刈り機は不向きです。
手で抜くのが基本ですが、根が深い草には「草抜きフォーク」や「除草スコップ」が便利です。
コンクリートやレンガの隙間に生えている草には、「雑草ブラシ」が有効です。
ステップ2:草抜き(手作業)
大きな草から抜く:
まず、背の高い草や、根が深く張りそうな大きな草から抜き始めます。
手で掴んで抜くのが難しい場合は、根元に草抜きフォークを差し込み、テコの原理で持ち上げるようにすると、根っこごと抜きやすくなります。
塀の際や隙間の草を抜く:
塀に沿って生えている草は、隣の家の敷地に根が伸びている可能性があるので、特に根元から丁寧に抜き取ります。
ミニ鎌や雑草ブラシを使って、根元を削るようにすると効果的です。
抜き取った草の処理:
抜き取った草は、その場に放置せず、すぐにゴミ袋に集めます。
時間が経つと乾燥して軽くなり、風で飛んだり、種が落ちたりする可能性があります。
細かな部分の掃除:
草を抜き終えたら、ほうきや熊手で、残った枯れ草やゴミをきれいに掃き集めます。
ステップ3:除草剤の散布
除草剤の選定:
液剤のスプレータイプが、狭い場所にピンポイントで撒くのに適しています。
「粒剤」は広範囲に撒くのに適していますが、風で飛びやすいため、狭い場所で隣家が近い場合は注意が必要です。
隣家への飛散防止策:
風がないことを確認します。
必要であれば、塀の際や隣家側との境界に段ボールやビニールシートを立てかけて、除草剤が飛散するのを防ぎます。
散布作業:
除草剤の説明書をよく読み、使用方法を守ります。
スプレーを近づけすぎると液剤が跳ね返るため、適度な距離から、草の根元に狙いを定めて丁寧に散布します。
特に、コンクリートやアスファルトの隙間から生えている草は、その隙間に液剤が浸透するように撒きます。
作業後の後片付け:
使用した道具はきれいに洗い、除草剤の容器は自治体の規定に従って処分します。
【長期的な対策】
草抜きは一時的なもので、時間が経てばまた生えてきます。長期的な対策として、以下の方法もあります。
防草シート+砂利:
草抜き後に、幅60cmの防草シートを敷き、その上に砂利を敷き詰めます。
防草シートが日光を遮断し、雑草の生育を抑えます。
見た目もすっきりして、今後のお手入れが格段に楽になります。
固まる土:
雑草を抜き、土を平らにならした後、固まる土を敷き詰めて水をかけます。
硬化してコンクリートのようになるため、雑草が生えてこなくなります。
水はけが良くなるというメリットもあります。
この場所は一度きれいにしても、隣の家から種が飛んできたり、根が伸びてきたりすることが考えられるため、定期的な見回りとお手入れが大切です。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
2025年