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本日のご依頼です。
集合ポストの壁面への再取り付けです。外れてしまった集合ポストを再び取り付ける作業です。
1. 事前準備と確認
物件の種類を確認: 賃貸物件の場合、壁に穴を開けるなどの行為は大家さんや管理会社の許可が必要です。必ず事前に確認・相談してください。
既存の固定方法の確認:
接着剤や両面テープ: 剥がす際に壁面を傷つけないよう慎重に行う必要があります。スクレーパーなどで少しずつ剥がし、残った接着剤は専用のクリーナーなどで除去します。
ネジ固定: ネジを外します。ネジ穴が残りますので、再利用が難しい場合は穴を埋める処理が必要になります。
壁の種類を確認:
コンクリート(RC)壁: 振動ドリルやハンマードリル、コンクリート用ドリルビット、アンカー(カールプラグ、ボードアンカーなど)が必要です。専門的な工具と技術を要するため、DIYに不慣れな場合は専門業者への依頼も検討しましょう。
サイディング壁: サイディング用ドリルビットが必要です。中空になっている場合が多いため、ボードアンカーなどを別途用意する必要がある場合があります。
木壁: 一般的な木工用ドリルと木ネジで固定できます。
新しい集合ポストの取り付け穴と寸法を確認: 再取り付けするポストの取り付け穴の位置や、必要となるネジ、アンカーのサイズを確認します。通常、製品に付属の説明書に記載されています。
必要な工具の準備:
メジャー、鉛筆(印付け用)
水平器(ポストを水平に取り付けるため)
ドリル(壁の種類に合ったもの、ビットも含む)
プラスドライバー、インパクトドライバー(あれば便利)
ゴムハンマー(アンカーを打ち込む場合)
軍手
マスキングテープ(印付けの補助や、ドリルでの粉じん飛散防止に)
(必要に応じて)コーキング材、パテ、スクレーパー、接着剤クリーナー、養生シートなど
2. 集合ポストの再取り付け手順
古いポストの取り外しと壁の処理:
古いポストが接着剤で固定されていた場合は、スクレーパーなどを使って慎重に剥がし、壁に残った接着剤をきれいに除去します。
ネジで固定されていた場合は、ネジを外し、残った穴をどうするか検討します。新しいポストで穴を隠せる場合や、同じ位置で利用できる場合はそのまま使用できますが、難しい場合はコーキング材やパテで穴を埋める処理をします。
取り付け位置の決定と印付け:
集合ポストの高さは、使いやすさを考慮して床から110cm~120cm程度が一般的です。既存の取り付け位置があればそれを参考に、なければ使いやすい高さをメジャーで測り、鉛筆で印を付けます。
ポスト本体を壁に当てがい、ポスト背面の取り付け穴の位置に合わせて、壁に下穴用の印を入れます。複数台を連結して取り付ける場合は、連結部分の隙間なども考慮して印を付けましょう。
水平器を使って、印が水平になっているか必ず確認してください。 集合ポストが歪んでいると、扉の開閉に支障が出たり、見た目も悪くなります。
下穴を開ける:
印を付けた位置に、ドリルで下穴を開けます。ドリルのサイズや深さは、使用するアンカーやネジ、壁の種類に合わせて調整します。
コンクリート壁の場合は振動ドリルやハンマードリルを使用します。サイディング壁などで中空の場合はボードアンカーを打ち込むための穴を開けます。
ドリルで穴を開ける際は、粉じんが飛び散るので、可能であれば養生シートを敷いたり、マスキングテープで穴の周りを囲むと良いでしょう。
アンカーの埋め込み(必要な場合):
コンクリート壁やサイディング壁で、ネジが直接効かない場合は、開けた下穴にアンカー(カールプラグやボードアンカーなど)を埋め込みます。ゴムハンマーなどでしっかりと奥まで打ち込みましょう。
集合ポストの固定:
ポストを壁面の取り付け穴とアンカー(または下穴)に合わせ、付属のネジやボルトで固定します。
複数台を連結する場合は、連結ビスなどで先にポスト同士を接合してから壁に固定するとスムーズです。
まずは仮締め程度にしておき、全体が水平になっているか、グラつきがないかを確認しながら、徐々にしっかりと締め付けていきます。
扉やフラップの開閉に問題がないか確認しましょう。
最終確認:
全てのネジがしっかりと締め付けられているか、ポストがグラついていないかを確認します。
設置完了後、必要であれば扉の内側や連結部分などにカバーやキャップを取り付けます。
3. 再取り付けにおける重要な注意点。
壁の構造を確認する: 下地のない場所に無理に固定しようとすると、ポストが落下したり、壁を破損する原因になります。
防水処理: 特に屋外に設置する集合ポストの場合、壁とポストの隙間から雨水が侵入しないよう、コーキング材で防水処理を施します。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
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