川崎市中原区で引越のお手伝いならベンリー武蔵小杉店へ
2025/07/05
本日のご依頼です。
お母様と娘さんお二人での軽トラックを使った引越し、大きな家具の運搬は大変な作業ですが、計画的に進めれば可能です。引越し元・先ともにエレベーターがあったので、スムーズに進める事ができました。
具体的なやり方と注意点をご説明します。
1. 事前準備(引越し1週間〜前日)
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荷物量の把握と仕分け:
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大きな家具(冷蔵庫、洗濯機、ベッド、タンス、ソファなど)のリストアップ。サイズを測っておくと、軽トラックに積めるか判断しやすくなります。
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不要なものはこの段階で処分(粗大ゴミ、リサイクル、フリマアプリなど)。
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梱包資材の準備:
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毛布、キルティングパッド、厚手のダンボール: 家具の養生用。複数枚用意しましょう。
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ガムテープ、養生テープ: ダンボールの封や家具の扉固定に。
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ロープ、ラッシングベルト: 軽トラックの荷台で荷物を固定するために必須です。数本用意。
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軍手(滑り止め付きがおすすめ): 荷物の運搬時に必須。人数分。
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台車: エレベーターや部屋での移動に非常に役立ちます。折りたたみ式でも頑丈なものが良いでしょう。
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カッターナイフ、ハサミ: 開梱や梱包作業に。
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ドライバー、六角レンチなど工具: 家具の分解・組み立てが必要な場合。
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ゴミ袋: 引越し元で出たゴミをまとめるため。
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家具の事前準備:
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冷蔵庫: 前日までに中身を空にし、霜取り・水抜きをしておく。庫内の棚やトレーは外して別に梱包するか、動かないようにテープで固定する。扉は開かないようにテープでしっかり固定。運搬後、数時間〜半日程度置いてから電源を入れる(コンプレッサー内のオイルが安定するため)。
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洗濯機: 水抜きをする(取扱説明書参照)。給水・排水ホースを外し、内部のドラムが動かないように固定ボルトを取り付ける(輸送ボルト)。
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ベッド: 可能であれば分解する。ネジなどの部品はなくさないように袋に入れ、ベッドフレームにテープで貼り付けておく。
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タンス、棚: 中身を全て出し、空にする。扉や引き出しは開かないようにガムテープや養生テープでしっかりと固定する。分解できるものは分解する。
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ソファ: 大きなビニール袋などで包み、汚れや傷を防ぐ。
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テレビ、PCなどの精密機器: 元箱があれば元箱に入れる。なければ緩衝材(プチプチなど)で厳重に包み、厚手のダンボールに入れる。
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マンション管理会社への連絡:
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引越し作業(特に大型家具の搬出入)を行う旨を事前に連絡し、エレベーターや共用部分の使用について確認する。
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駐車スペースの確認、必要であれば一時使用の許可を得る。
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引越し時間帯のルールがあればそれに従う。
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2. 引越し当日の作業
引越し元での作業
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養生:
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搬出経路(玄関からエレベーター、トラックまで)の床や壁を養生シートや毛布で保護します。特に角や狭い通路は重点的に。
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エレベーター内も養生シートで保護します(管理組合の指示があれば)。
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小物類の搬出(先に済ませる):
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ダンボールに入った小物類や衣類などを先にエレベーターで運び出し、軽トラックの荷台に積んでいきます。
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軽トラックへの積み方の基本:
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重いものを下、軽いものを上に積む。
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**運転席側に重いもの(冷蔵庫など)**を積むと安定しやすい。
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奥から手前へ、隙間なく詰めていく。
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ダンボールや小物を先に積み、その手前や隙間に家具や家電を積むと荷崩れ防止になります(ダンボールが壁代わりになるイメージ)。
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大型家具の搬出:
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二人での連携: 「せーの」「よし!」など、声をかけ合って息を合わせる。無理な体勢で持ち上げない。腰を痛めないよう、膝を使って持ち上げる。
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毛布や養生: 運ぶ家具は毛布やキルティングパッドで包み、傷や汚れを防ぎます。特に角は重点的に。
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台車の活用: 部屋の中やエレベーター内、エントランスからトラックまでの移動で積極的に台車を使います。
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エレベーターでの注意:
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エレベーターの扉や内壁にぶつけないよう慎重に。
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他の利用者がいたら、一声かけて待ってもらうなど配慮する。
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一度に運びすぎず、無理のない量で運ぶ。
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軽トラックへの積み込み:
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慎重に積み込む: 荷台に毛布などを敷いて、家具の傷つきを防ぐ。
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立てて積む: 冷蔵庫やタンスなどは基本的に立てて運び、立てて積みます。倒れないように隙間を埋めたり、ロープで固定したりします。
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隙間を埋める: 布団やクッション、余ったダンボールなどで荷物と荷物の隙間、荷物と荷台の隙間を埋めます。これにより、走行中の荷崩れを防ぎます。
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ロープやラッシングベルトでの固定(最重要!):
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軽トラックの荷台にはロープをかけるフック(アオリの内側や鳥居と呼ばれる運転席側の柵)があります。
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荷物全体を、複数の方向(前方向、横方向、上方向)からロープやラッシングベルトでしっかりと固定します。
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**「南京結び」や「輸送結び」**など、緩みにくい結び方を覚えておくと便利です(動画サイトなどで確認できます)。
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走行中に荷物が動かないか、グラグラしないか、実際に揺らして確認しましょう。
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荷台のアオリ(側面の高さ)を超えるような高さに積む場合は、特に慎重に固定し、道路交通法上、全長の10分の1までの荷物のはみ出ししか認められていない点に注意が必要です。必要であれば赤旗を付けるなどの対応も検討しましょう。
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引越し先での作業
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養生: 引越し元と同様に、搬入経路の養生を行います。
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荷降ろしと搬入: 軽トラックから荷物を降ろし、エレベーターを使って新居へ運び込みます。
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重い家具から先に運び入れ、設置場所を決めてから他の荷物を搬入すると効率的です。
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大型家具の設置場所は事前に決めておき、その場所に直接運び込むようにすると二度手間を防げます。
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家具の組み立て・設置: 必要に応じて家具を組み立て、所定の場所に設置します。
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最終確認:
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家具や家電が正しく設置され、問題なく動作するか確認します。
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軽トラックからの荷物の積み残しがないか確認します。
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3. その他、大切なこと
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休憩と水分補給: 特に夏場は熱中症に注意し、こまめに休憩と水分補給をとりましょう。
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無理は禁物: 重い荷物は無理に持たず、台車を使う、二人で協力するなど、安全第一で作業を進めましょう。腰を痛めたり、荷物を破損させたりしないように注意。
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雨天対策: 雨の予報がある場合は、荷物用の大きなビニールシートやブルーシートを用意し、軽トラックの荷台全体を覆えるようにしておきましょう。家具も防水対策をしておくと安心です。
以上です。
ご依頼ありがとうございました。