川崎市中原区で部屋のゴミの片づけならベンリー武蔵小杉店へ
2025/10/07
高齢者の一人暮らしで、床に散らばったゴミをまとめて安全かつ効率的に捨てる方法について、安全確保を最優先にした手順と具体的なやり方を詳しく説明します。高齢者の片付けでは、無理をしないことと、つまずき・転倒を防止するための配慮が非常に重要です。
1. 準備:安全と効率のための下準備
(1) 安全の確保
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動線の確保: まず、**人が歩けるスペース(動線)**を確保します。床のゴミでつまずかないよう、入り口からよく使う場所まで、最低限の通り道にあるゴミだけを一時的に片付けます。
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道具の準備:
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ゴミ袋: 自治体指定のゴミ袋を、分別する種類(可燃、不燃、資源など)の数だけ用意します。
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トング/マジックハンド: 腰をかがめずにゴミを拾える道具(トング、マジックハンド、火ばさみなど)を用意すると、身体への負担が減り、衛生的です。
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段ボール箱/一時保管箱: 「いる物」と「迷う物」を分別する際に一時的に入れる箱を用意します。
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軍手/ゴム手袋: 不衛生なゴミや鋭利なゴミから手を守るために使用します。
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(2) 計画とルールの確認
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片付ける場所を決める: 「まずは動線から」「玄関の周りから」「寝室の床だけ」など、小さな範囲に区切って片付けの範囲を決めます。(無理をせず、短時間で完了できる範囲にすることがモチベーション維持につながります。)
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ゴミの日を確認: 自治体のゴミの分別ルールと収集日を必ず確認し、それに合わせて作業を進めます。
2. 床のゴミの「まとめ方」(具体的な手順)
床のゴミを片付ける際の基本は、「ゴミ」と「物(必要な物)」を分けることです。
ステップ1:ゴミの種類ごとに袋を設置する
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片付ける場所に、「可燃」「不燃」「資源(ペットボトル・缶など)」「必要な物」の袋や箱を広げます。
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袋の口を大きく開くためのスタンドや、椅子の背もたれなどを利用すると、ゴミを入れやすくなります。
ステップ2:ゴミと物を「大まかに」仕分ける
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トングやマジックハンドを使い、腰をかがめずにゴミを拾います。
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「明らかにゴミ」(食品の容器、生ゴミ、レシート、チラシなど)だけを、それぞれの分別袋にどんどん入れていきます。
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「必要な物(衣類、薬、日用品、財布など)」は、一旦「必要な物」の箱にまとめて入れ、床から撤去します。(この段階では、仕分けに時間をかけないのが鉄則です。)
ステップ3:特に多いゴミから集中して片付ける(効率化のコツ)
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床に散らばっているゴミの中で、最も量が多い種類(例:ペットボトル、古新聞、カップ麺の容器など)を最初に集中的に片付けると、一気に床が見え始め、片付けの成果を実感しやすくなります。
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生ゴミや匂いの強いゴミは、カラスなどに荒らされないよう、袋の空気を抜いて口を固く縛り、すぐに指定の保管ます。
ステップ4:分別に必要な処理を行う
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全てのゴミを集め終えたら、座って休憩しながら、分別に必要な処理を行います。
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ペットボトルのキャップやラベルを剥がす。
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危険物(割れた皿など)は新聞紙などで包み、「キケン」と表示する。
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4. 補足:安全と心のケアのポイント
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小分けで進める: 一気に片付けようとせず、「今日はこの袋一つ分だけ」と決めて、毎日少しずつ進めることが大切です。
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動線の確保が最優先: 最も重要なのは、床に物を置かない状態を作り、つまずきや転倒を防ぐことです。まずは歩行スペースを確保し、安全な住まい環境を整えることを目的にしましょう。
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「捨てる」より「分ける」: 高齢者は物を手放すことに抵抗がある方が多いため、「捨てる」という言葉を避け、「いる物」「いらない物」「一時的に移動する物」に分けるという視点で提案すると、スムーズに進むことがあります。
ご依頼頂き、ありがとうございます。


