本日のご依頼です。
2拠点の複合機の入れ替え、移動元がマンション、移動先が雑居ビルでエレベーターあり、軽トラックでの運搬、移動距離30分程度、4段程度の段差を人力で持ち上げる作業でした。
複合機入れ替え手順
複合機の入れ替え作業は、精密機械の運搬と設置、そしてネットワーク設定が伴うため、慎重な計画と実行が必要です。以下に手順をまとめました。
1. 事前準備と確認
複合機のサイズと重量確認: 入れ替える複合機それぞれの正確なサイズ(幅、奥行き、高さ)と重量を確認します。搬入・搬出経路の確保に不可欠です。
搬入・搬出経路の確認:
マンション(移動元): エレベーターのサイズ、廊下の幅、ドアの幅、玄関からエレベーターまでの距離、そして問題の4段程度の段差の高さと幅を測ります。
雑居ビル(移動先): エレベーターのサイズ、廊下の幅、ドアの幅、複合機を設置する場所までの経路を確認します。
必要な工具と資材の準備:
運搬用具: 台車(重量に耐えられるもの)、毛布やエアキャップなどの緩衝材、ロープや固定ベルト、軍手。
養生資材: 経路の床や壁を保護するための養生シート、養生テープ。
その他: ドライバー(必要に応じて)、清掃用具(設置場所の清掃用)。
軽トラックの準備: 複合機が安全に積載できるか確認し、荷台の固定具などを準備します。
人員の確保: 複合機の重量によっては、複数人での作業が必要になります。特に4段の段差での持ち上げ作業は、3名で行いました。
日程調整と連絡: 入れ替え作業の日程を決定し、両拠点の関係者(管理者、担当者など)に事前に連絡し、エレベーターの使用許可や駐車スペースの確保などを行います。
データのバックアップ: 必要であれば、複合機内の設定やアドレス帳などのデータを事前にバックアップしておきましょう。
2. 移動元での作業(マンション)
最終確認: 複合機の電源が落ちていることを確認し、ケーブル類を全て取り外します。トナーや用紙などの消耗品が外せる場合は外しておくと、運搬中の破損リスクを減らせます。
養生: 複合機を搬出する経路(玄関からエレベーター、特に段差周辺)を養生シートで保護します。
複合機の移動:
段差部分: 4段程度の段差は、複数人で慎重に持ち上げます。重心を意識し、声を掛け合いながらバランスを保ち、ゆっくりと運びます。無理な体勢にならないよう注意してください。
その他: 平坦な場所では台車を使用し、複合機が安定していることを確認しながら運びます。エレベーター内では、複合機が動かないように固定します。
軽トラックへの積載:
軽トラックの荷台へは、台車を使って慎重に積み込みます。
運搬中に動かないよう、ロープや固定ベルトでしっかりと固定します。緩衝材で複合機を保護し、傷つきや衝撃を防ぎます。
3. 輸送
安全運転: 複合機を積載していることを意識し、急ブレーキや急ハンドルを避け、安全運転で移動します。移動距離が30分程度なので、途中の休憩は不要でしょう。
搬入経路の養生: 軽トラックから複合機設置場所までの経路を養生シートで保護します。特に、エレベーターや廊下、ドア周りなど、複合機が通過する場所を念入りに養生します。
複合機の搬入:
移動元と同様に、台車を使用し、エレベーター内での固定も行います。
新しい複合機は、古い複合機を撤去した後、すぐに設置できるよう準備を進めます。
古い複合機の搬出:
古い複合機も、養生した経路を通って慎重に搬出します。
軽トラックに積み込み、運搬中に動かないように固定します。
複合機の設置:
新しい複合機を設置場所に運び込み、電源ケーブル、ネットワークケーブルなどを接続します。
水平が保たれているか確認し、必要であれば調整します。
動作確認と設定:
電源を入れ、正常に起動するか確認します。
PCとの接続やネットワーク設定、スキャン機能や印刷機能など、必要な初期設定を行います。
テストプリントを行い、正常に機能することを確認します。
5. 後片付け
使用した養生資材や工具を片付け、周囲を清掃します。
古い複合機はリースだったので、リース会社の所定の場所まで持ち込みをしました。
注意事項
安全第一: 重量物の運搬には常に危険が伴います。無理な作業はせず、安全を最優先にしてください。必要であれば、作業を中断し、休憩を取ることも大切です。
二人以上での作業: 特に段差での持ち上げや、複合機の積載・降ろし作業は、複数人で行うようにしてください。
静電気対策: 複合機は精密機械のため、静電気による故障のリスクがあります。特に冬場は注意し、触れる前に金属に触れるなどして放電することをおすすめします。
この手順が、複合機の入れ替え作業をスムーズに進める一助となれば幸いです。
ご依頼ありがとうございました。
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2025年