このタイプのアパートでは、主に階段と共用廊下が清掃の中心となります。
1. 階段・廊下
床:
掃き掃除: 砂、埃、落ち葉、髪の毛、小さなゴミなどを丁寧に掃き取ります。特に階段の角や隅は埃が溜まりやすいので念入りに。
拭き掃除: 固く絞った雑巾やモップで、手垢や泥汚れなどを拭き取ります。床材に合わせた洗剤を使用しても良いでしょう。雨の日など、濡れて滑りやすい場合は水拭きの後、しっかり乾燥させましょう。
手すり: 手垢や埃を拭き取ります。多くの人が触れる場所なので、こまめに清掃しましょう。
壁: 汚れがあれば拭き取ります。蜘蛛の巣なども除去しましょう。
窓(もしあれば): 拭き掃除で汚れを落とします。
照明器具: 埃を払い、拭き掃除。虫の死骸などがあれば取り除きます。
各戸の玄関ドアの共用部側の汚れ(手垢、泥はねなど)を拭き取ります。
表札やドアノブなども軽く拭きましょう
ほうき、ちりとり
モップ、バケツ
雑巾(複数枚)
ウェットシート、マイクロファイバークロス
床用洗剤(必要に応じて)
ゴミ袋
軍手、ゴム手袋
脚立(高所の照明など)
清掃のポイントと注意点
上から下へ: 清掃は、上階から下階へ、高い場所から低い場所へ進めると効率的です。埃やゴミが落ちてきても、最後にまとめて清掃できます。
奥から手前へ: 階段や廊下は、一番奥から手前に向かって清掃すると、清掃済みの場所を汚さずに済みます。
隅々まで: 階段の角、手すりの付け根、壁と床の境目など、埃や汚れが溜まりやすい場所は特に意識して清掃しましょう。
安全確保: 濡れた床は滑りやすいので、清掃中は特に注意し、必要であれば「清掃中につき足元注意」などの張り紙をすることも有効です。
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手順:
作業前の確認と養生:
エアコンの状態、動作確認、異音や異臭の有無などを確認します。
エアコンの下や周囲に専用の養生シートを敷き、壁や床が汚れないように保護します。
必要に応じて家具などを移動させます。
エアコンカバー・フィルターの取り外し:
エアコンの前面カバー、エアフィルター、ルーバー(風向きを変える板)などを取り外します。
電装部品の保護と専用養生カバーの装着:
最も重要な工程です。エアコン内部の電装部品(基盤、モーターなど)に水がかからないよう、専門のシートやマスキングテープで厳重に保護します。
エアコン本体全体を覆う専用のエアコン洗浄カバーを装着し、洗浄水が飛び散らないようにします。このカバーは排水ホースが付いており、汚水はバケツなどに排出されます。
エアコン内部への専用洗剤の塗布:
エアコンの熱交換器(フィン)や送風ファン、ドレンパン(結露水を受ける皿)などに、専用の強力な洗浄剤を噴霧します。
洗剤を浸透させるため、しばらく放置します。この間にカビやホコリ、油汚れなどを分解・浮かせます。
高圧洗浄:
業務用に調整された高圧洗浄機を使用し、フィンやファンの奥に詰まったカビやホコリ、洗剤を強力な水圧で洗い流します。
洗浄水は洗浄カバーを通ってバケツに排出され、汚れ具合を視覚的に確認できます。
通常の家庭用高圧洗浄機よりも水圧が強いため、奥の汚れまでしっかりと除去できます。
すすぎ:
洗剤成分が残らないように、十分に清水で洗い流します。
取り外した部品の洗浄:
取り外した前面カバー、フィルター、ルーバーなども、専用の洗剤や高圧洗浄で丁寧に洗浄します。
防カビ・抗菌処理(オプションの場合あり):
必要に応じて、カビの発生を抑制する防カビ剤や抗菌剤を塗布します。
乾燥と拭き上げ:
洗浄後の水気を拭き取り、エアコン内部を十分に乾燥させます。
送風運転を行い、内部を乾燥させます。
部品の取り付けと動作確認:
洗浄した各部品を元に戻します。
試運転を行い、正常に動作するか、異音や水漏れがないか、風量や冷暖房が問題ないかを確認します。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
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マンション2LDK、エレベーターありでの遺品整理、4人作業ですね。前回3LDKのケースで詳しくご説明しましたが、2LDKでエレベーターがある場合のポイントと効率的な進め方に絞って、具体的な「やり方」を再度整理してご説明します。
マンション2LDK 遺品整理:エレベーターあり・4人作業の効率的な進め方
2LDKでエレベーターがある場合、荷物が多ければ作業は大変です。エレベーターがあることを最大限に活用し、4人での作業を効率的に進めることが重要になります。
【作業を始める前の準備】
前回の3LDKと同様に、以下の準備は必須です。
遺族との打ち合わせ:
最重要: 残すもの、処分するものの明確な指示。
貴重品、重要書類の確認(場所のヒントがあれば事前に聞く)。
探し物の有無。
遺品整理後の部屋の希望(清掃、ハウスクリーニングなど)。
作業日程、時間、費用、支払い方法の確認。
必要な道具の準備:
梱包資材: 段ボール(大小)、ガムテープ、ひも、プチプチ、新聞紙。
分別用品: ゴミ袋(可燃、不燃、資源など、自治体指定のもの)、マジックペン、ラベルシール。
清掃用品: 掃除機、ほうき、ちりとり、雑巾、洗剤。
安全対策: 軍手、マスク、動きやすい服装、靴。
その他: カッター、ハサミ、ドライバーセット、懐中電灯。
マンション管理組合・管理会社への連絡:
エレベーターの使用について:
養生の必要性の確認(必須の場合が多い)。
使用時間帯の制限の有無。
専用使用(予約)の可否。
ゴミ出しルール: 特に粗大ゴミ、大量のゴミの一時保管場所や出し方。
共用部の利用ルール: 廊下での一時的な荷物置き、台車使用の可否など。
駐車スペースの確認。
騒音に関する注意点。
【4人作業の役割分担と効率化のポイント】
エレベーターがあるため、荷物の搬出が比較的スムーズに行えます。この利点を活かして、役割を分担しましょう。
リーダー(1名):全体の指揮・管理、遺族との連携、貴重品・重要書類の管理
常に遺族の意向を確認し、作業全体を統括します。
見つかった貴重品や重要書類を厳重に管理し、遺族に確認・引き渡します。
各作業員の進捗を確認し、指示を出します。
マンションの管理組合・近隣住民への配慮を行います。
室内作業班(2名):仕分け・分別・梱包の専門家
この2名が中心となって、部屋の中で荷物の仕分け、分別、梱包を行います。
1名が「残すもの」の選別と梱包、もう1名が「処分するもの」の徹底分別を担当すると効率的です。
ゴミ袋や段ボールへの詰め込みもこの担当が行います。
搬出・清掃班(1名):運搬と最終確認、清掃の専門家
室内作業班が梱包・分別したゴミや荷物を、エレベーターを使ってスムーズに運び出す役割です。
エレベーターの養生と確保: 作業開始時にエレベーターの養生(壁面保護)を行い、必要であれば長時間使用できるよう手配します。
運搬経路の確保: マンション内の廊下や玄関からエレベーター、そして屋外のゴミ集積所や車への搬出経路を確保し、障害物がないようにします。
ゴミや荷物が溜まったら随時エレベーターで運び出します。
最終的な清掃(掃除機、拭き掃除)も担当します。
【具体的な作業手順】
ステップ1:貴重品・重要書類の探索と確保(最優先)
4人全員で、まずは各部屋を徹底的に探します。タンスの引き出し、本の隙間、壁の裏など、細部まで確認。
見つかったものは、リーダーが管理し、リストを作成して遺族に確認・引き渡します。
ステップ2:部屋ごとの作業計画と分担
2LDKの場合、リビング、洋室/和室1、洋室/和室2、キッチン、バス・トイレ・洗面所となることが多いでしょう。
リビング・メインの洋室から開始: 比較的広いスペースで作業しやすい場所から始めます。
室内作業班2名が担当する部屋を決定: 例えば、1名がリビング、もう1名が洋室1を担当し、ある程度片付いたら交代したり、協力したりします。
「残すもの」の仮置きスペースの設定: 遺族が持ち帰るものや形見分けの品は、汚れないように別の部屋や部屋の隅にまとめ、梱包して印をつけておきます。
「処分するもの」の分別: 各部屋で可燃、不燃、資源(紙類、プラスチック、びん・缶)、粗大ゴミなど、徹底して分別します。自治体のゴミ出しルールを壁に貼っておくと便利です。
ステップ3:同時並行での搬出作業
室内作業班が分別・梱包を進める傍ら、搬出・清掃班は随時、部屋から廊下へ運び出されたゴミ袋や段ボール、小型の粗大ゴミをエレベーターで下ろします。
エレベーターへの積載効率を意識: 一度に運べるだけ運ぶことで、往復回数を減らします。台車を複数用意するとさらに効率的です。
粗大ゴミの準備: 大型家具などは、運びやすいように解体できるものは解体します(電動ドライバーなどがあると便利)。エレベーターで運べるサイズか確認します。
屋外での一時保管: マンションのゴミ集積所や指定された場所に、一時的に分別されたゴミや粗大ゴミを置きます。
ステップ4:粗大ゴミの処理
事前申し込み: 最も時間がかかるプロセスです。作業開始前に、搬出予定の粗大ゴミの品目と量をリストアップし、自治体の粗大ゴミ受付センターに申し込みを済ませておきましょう。
処理券の購入と貼付: 収集日までに処理手数料券を購入し、粗大ゴミに貼り付けます。
搬出・運搬班が担当: 収集日の朝に指定された場所へ運び出します。4人作業であれば、大型家具の搬出も比較的容易です。
ステップ5:清掃
全ての荷物やゴミを運び出した後、各部屋の清掃を行います。
掃除機をかけ、床や棚などを拭き掃除します。
水回り(キッチン、風呂、トイレ)も簡単に清掃します。
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LIXILの浄水器カートリッジ交換手順は、お使いの浄水器の種類によって異なります。ここでは、代表的ないくつかのタイプに分けて解説します。
【共通の注意点】
止水栓を閉める: カートリッジ交換中は水が漏れる可能性があるため、必ず作業前に水栓の止水栓を閉めてください。多くの場合、シンク下の収納の中にあります。
新しいカートリッジの準備: 事前にお使いの浄水器の品番に合ったLIXIL純正のカートリッジを用意しておきましょう。
タオル・雑巾の準備: 水が垂れることがあるので、用意しておくと便利です。
取扱説明書を確認: 最も正確な情報は、お使いの製品の取扱説明書に記載されています。必ずご参照ください。
LIXILの浄水栓で最も一般的なタイプです。カートリッジが水栓の先端や根元に内蔵されています。
A. ヘッド先端にカートリッジがあるタイプ(JF-K2系/JF-K4系/JF-2系/JF-31など)
止水栓を閉める。
ヘッド先端を回して外す: 浄水吐水部(ヘッド先端)を反時計回りに回して外します。
古いカートリッジを取り出す: ヘッド部から古いカートリッジをまっすぐ引き抜きます。
新しいカートリッジを差し込む: 新しい浄水カートリッジを、奥までしっかりと差し込みます。
ヘッドを取り付ける: ヘッド部を時計回りに回して取り付けます。
止水栓を開ける。
通水確認: 約1分間、浄水を通水して、カートリッジ内の空気を抜き、水漏れがないか確認します。
交換月表示リングを調整(ある場合): 次回の交換時期の目安になるように、リングを回して表示を合わせます。
B. スパウト部にカートリッジがあるタイプ(AJ/AKタイプ用)【JF-K1系など】
止水栓を閉める。
青いボタンを押しながらスパウトを外す: スパウト(吐水パイプ)の根元にある青いボタンを押しながら、スパウトを反時計回りに回して引き抜きます。
古いカートリッジを取り出す: スパウトから古い浄水カートリッジを取り出します。
新しいカートリッジを差し込む: 新しい浄水カートリッジを、まっすぐ差し込みます。
スパウトを取り付ける: スパウトを時計回りに回して取り付けます。「カチッ」と音がするまでしっかりはめ込みます。
止水栓を開ける。
通水確認: 約1分間、浄水を通水して、カートリッジ内の空気を抜き、水漏れがないか確認します。
交換月表示リングを調整(ある場合): 次回の交換時期の目安になるように、リングを回して表示を合わせます。
シンクの下に浄水器本体とカートリッジが設置されているタイプです。専用の水栓から浄水が出ます。
止水栓を閉める: 専用水栓のレバーを閉じ、シンク下の浄水器本体に繋がる止水栓も閉めます。
古いカートリッジを取り外す: カートリッジを固定している取付台から外し、手前に引き出します。
ワンタッチジョイントを外す: カートリッジに接続されている給水・給湯ホース(ワンタッチジョイント)のスライドリングに指をかけて引き上げながら、カートリッジから外します。水が漏れることがあるので、ボウルなどで受けながら作業しましょう。
新しいカートリッジを接続する: 新しいカートリッジをワンタッチジョイントに差し込みます。カートリッジ上部のシールの色とスライドリングの色を確実に合わせて接続してください。
水栓を開けて通水: 止水栓を開け、浄水器専用水栓のレバーを「浄水」の位置で開き、通水します。接続部から水漏れがないか確認します。
カートリッジを取付台に戻す: 水漏れがないことを確認したら、カートリッジを取付台に戻して固定します。
リセット操作(必要な場合): 交換ランプや表示がある場合は、取扱説明書に従ってリセット操作を行います。
ロック解除ボタンを押しながら、カートリッジケースを回して外す: ロック解除ボタンを押しながら、カートリッジケースを時計回りに回して外し、古い浄水カートリッジを取り出します。
新しいカートリッジを差し込む: 新しい浄水カートリッジを差し込みます。
カートリッジケースを取り付ける: カートリッジケースを差し込み、反時計回りに回して取り付けます。
通水確認: 浄水を約1分間通水してからお使いください。
LIXILの浄水カートリッジの交換時期は、製品によって異なりますが、目安として12か月または浄水の総使用量10,000Lとされていることが多いです。ただし、水質、使用水量、水圧などにより前後するため、以下の症状が出たら交換を検討しましょう。
においや変な味がする(除去能力の低下)
浄水の出が悪くなった(浄水カートリッジの目詰まり)
浄水の水切れが悪くなった(浄水カートリッジの目詰まり)
また、浄水カートリッジの交換時期が近づくと、LIXILの浄水器内蔵水栓の中には「交換」表示が点滅したり、点灯したりするタイプもあります。交換後には、この表示をリセットする操作が必要です。
タッチレス水栓(ナビッシュ)の交換時期リセット例:
湯水センサーから約2cm離れたところに、6~7秒間手をかざす。
湯水センサーから手を離す。
浄水センサーから約2cm離れたところに、6~7秒間手をかざす。「ピーッ」という音がします。
リセットが完了すると浄水が出ます。交換の表示が消えたことを確認して、浄水センサーに手をかざして浄水を止めます。
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2025年