事業活動で出たゴミ(事業系一般廃棄物・産業廃棄物)は、家庭ごみとして自治体には出せません。
ここでは、地下1階からの「運び出し」と「処分」をスムーズに行う手順を詳しく解説します。
1. 回収前の準備と手順
業者がスムーズに運び出せるよう、事前に準備を行います。
内容物の確認:段ボールの中に緩衝材、発泡スチロール、プラスチックフィルムなどの異物がないか確認し、すべて取り出します。
ガムテープ剥がし:ガムテープや伝票は基本的に古紙リサイクルの妨げになるため、できる限りきれいに剥がします。(業者が許容する範囲は異なるため、事前に確認するのが確実です。)
段ボールの解体:すべての段ボールを平らに解体し、重ねてまとめておきます。
結束:解体した段ボールを、業者が持ちやすい量(厚さ30~50cm程度が目安)に分け、ひもで十字にしっかりと結束します。
発泡スチロールの処理:発泡スチロールなどの梱包材は、段ボールとは別に分別し、袋などにまとめておきます。(これらは産業廃棄物になる可能性があるため、段ボールとは分けて回収してもらう必要があります)
動線の確保:地下1階から地上(回収車両の停車位置)までの階段や通路に、他に邪魔になるものがないか確認し、運び出しやすいように確保しておきます。
手順3:運び出しの実施
1.階段で地下1階から1階のトラックまで運びます。
2.その後古紙回収業者へと持ち込み作業完了です。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
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玄関ドアのドアクローザー交換は、既存の製品と全く同じ製品または互換性のある製品(取替用ドアクローザー)に交換するかどうかで手順や難易度が変わってきます。
今回は、既存のネジ穴を可能な限り利用できる互換性のある製品に交換する手順を、安全・確実に行うためのポイントを含めて詳しく説明します。
ドアクローザー交換の手順(互換製品への交換)
【STEP 0】事前準備と確認
製品の選定: 既存の製品のメーカー名、品番、取り付け穴のピッチ(間隔)を確認し、取り付け穴を流用できる取替用ドアクローザー(多機種対応型など)を選定します。
必要な工具の準備:
プラスドライバー(ネジのサイズに合ったもの、電動ドライバーがあると楽)
脚立(作業は高い位置になります)
軍手(油汚れ防止と安全のため)
メジャー、L字型定規(取り付け穴の位置確認用)
新しいドアクローザー本体と付属品
ネジゆるみ止め剤(推奨)
ドアストッパー(作業中にドアが動かないように固定するため)
安全の確保: ドアが作業中に急に開閉しないよう、完全に開けた状態でドアストッパーなどで確実に固定します。
取り外しは、急に油圧の負荷がかからないように、アーム部分から順に行います。
アームとリンクの連結を外す:
アームとリンクを繋いでいるネジ(ジョイントピン)をドライバーで外します。
アームをブラケットや本体から取り外します。このとき、アームに油圧の力がかかっている場合があるので、慎重に作業します。
本体の取り外し:
ドアに固定されているドアクローザー本体のネジ(側面など)を緩めて本体を外します。
本体を取付板からスライドさせて取り外します。
本体取付板・ブラケットの取り外し(任意):
新しいドアクローザーの付属品と互換性がない場合は、本体取付板(ドア側)とブラケット(ドア枠側)のネジを外し、すべて取り外します。
※全く同じ製品に交換する場合や、互換製品でそのまま使える場合は、この部品は外さなくても大丈夫です。
取り外したときと逆の手順で、新しい部品を取り付けます。
ブラケットの取り付け(ドア枠側):
新しいドアクローザーに付属のブラケット(リンクを固定する土台)を、既存のネジ穴を利用してドア枠に取り付けます。
互換製品の場合、複数の穴が開いている取付板(ブラケット)を使いますが、説明書に従って、どのネジ穴を使うか確認してから取り付けます。
本体取付板の取り付け(ドア側):
ドアクローザー本体をドアに固定するための取付板を、既存のネジ穴を利用してドアに取り付けます。
ここでも、説明書に記載されている寸法や型紙に沿って、正しいネジ穴の位置を決定します。
ネジにはゆるみ止め剤を少量塗布してから締め付けると、緩みにくくなります。
本体の取り付け:
新しいドアクローザー本体にアームを仮止めします。
本体を取付板にスライドさせてはめ込み、ネジでしっかりと固定します。
※ドアクローザーは左右兼用の場合が多いですが、本体側面の速度調整弁の位置が、鍵側・丁番側どちらに向くかを確認し、説明書通りに取り付けます。
アームとリンクの連結:
ドアクローザー本体に取り付けたアームと、ドア枠側のブラケットに取り付けたリンク(棒状の部品)を連結します。
連結する際、アームを少し引き寄せ、リンクがドアと平行になるように位置を調整してから、連結ネジ(ジョイントピン)で固定します。
ドアの開閉確認と速度調整:
ドアストッパーを外し、ドアの開閉を行います。
新しいドアクローザー本体側面にある**速度調整弁(通常2~3箇所)**をドライバーで回し、ドアの閉まる速度を調整します。
【重要】
ネジを右に回すと遅く、左に回すと速くなります。
ネジを回しすぎるとオイル漏れの原因となり、故障します。 調整は少しずつ(4分の1回転など)行い、ドアの閉まり具合を確認しながら慎重に進めます。
(ストップ機能付きの場合)ストップ角度の設定ネジを調整し、ドアを開けた状態で停止する位置を調整します。
ドアがスムーズに、かつゆっくりと閉まること、途中で急に閉まらないことを確認します。
各ネジがしっかりと締まっているか、ぐらつきがないかを確認して作業完了です。
油漏れ: ドアクローザーの速度調整ネジを緩めすぎると、内部の油圧オイルが漏れて故障します。絶対に1周以上緩めないようにしてください。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
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エアコンクリーニングの手順と、分譲マンションで重要となる家具や部屋の養生(保護)方法について詳しく解説します。
分譲マンションでは、隣室や階下への配慮、内装を傷つけない細心の注意が必要です。
A. 周囲の家具・家財の養生
洗浄中に水や洗剤、汚水が飛び散るのを防ぐために、エアコン周辺の家具や床を徹底的に保護します。
エアコン内部の重要部分への水濡れを防ぐための養生です。
電装部(基盤)の保護:
エアコンの向かって右側(または機種による)にある**電装基盤(電気配線が集まる部分)**は、水に濡れると故障の原因になるため、**タオルやマスカー(養生テープ付きのビニールシート)**で何重にも覆い、厳重に保護します。
壁の保護:
エアコンの周囲の壁に沿って壁保護シートを貼り、洗剤や水が壁に飛散してシミになるのを防ぎます。
洗浄カバー(ホッパー)の設置:
エアコン本体をすっぽり覆う専用の洗浄カバー(ホッパー)を装着します。これは、高圧洗浄時に内部から洗い流された汚水を受け止め、ホースを通して下に置いたバケツに集めるためのものです。水漏れがないよう、本体との隙間をテープやタオルで埋めて密着させます。
分譲マンションでは、廃水の処理場所にも配慮が必要です。
汚水が溜まったバケツは、浴槽やベランダの排水溝などに流されます。ベランダがない場合は、浴室での処理となります。
洗浄に使う水は、通常、キッチンや洗面所からバケツで汲んで運びます。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
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高齢者の一人暮らしで、床に散らばったゴミをまとめて安全かつ効率的に捨てる方法について、安全確保を最優先にした手順と具体的なやり方を詳しく説明します。高齢者の片付けでは、無理をしないことと、つまずき・転倒を防止するための配慮が非常に重要です。
1. 準備:安全と効率のための下準備
(1) 安全の確保
動線の確保: まず、**人が歩けるスペース(動線)**を確保します。床のゴミでつまずかないよう、入り口からよく使う場所まで、最低限の通り道にあるゴミだけを一時的に片付けます。
道具の準備:
ゴミ袋: 自治体指定のゴミ袋を、分別する種類(可燃、不燃、資源など)の数だけ用意します。
トング/マジックハンド: 腰をかがめずにゴミを拾える道具(トング、マジックハンド、火ばさみなど)を用意すると、身体への負担が減り、衛生的です。
段ボール箱/一時保管箱: 「いる物」と「迷う物」を分別する際に一時的に入れる箱を用意します。
軍手/ゴム手袋: 不衛生なゴミや鋭利なゴミから手を守るために使用します。
(2) 計画とルールの確認
片付ける場所を決める: 「まずは動線から」「玄関の周りから」「寝室の床だけ」など、小さな範囲に区切って片付けの範囲を決めます。(無理をせず、短時間で完了できる範囲にすることがモチベーション維持につながります。)
ゴミの日を確認: 自治体のゴミの分別ルールと収集日を必ず確認し、それに合わせて作業を進めます。
2. 床のゴミの「まとめ方」(具体的な手順)
床のゴミを片付ける際の基本は、「ゴミ」と「物(必要な物)」を分けることです。
ステップ1:ゴミの種類ごとに袋を設置する
片付ける場所に、「可燃」「不燃」「資源(ペットボトル・缶など)」「必要な物」の袋や箱を広げます。
袋の口を大きく開くためのスタンドや、椅子の背もたれなどを利用すると、ゴミを入れやすくなります。
トングやマジックハンドを使い、腰をかがめずにゴミを拾います。
「明らかにゴミ」(食品の容器、生ゴミ、レシート、チラシなど)だけを、それぞれの分別袋にどんどん入れていきます。
「必要な物(衣類、薬、日用品、財布など)」は、一旦「必要な物」の箱にまとめて入れ、床から撤去します。(この段階では、仕分けに時間をかけないのが鉄則です。)
ステップ3:特に多いゴミから集中して片付ける(効率化のコツ)
床に散らばっているゴミの中で、最も量が多い種類(例:ペットボトル、古新聞、カップ麺の容器など)を最初に集中的に片付けると、一気に床が見え始め、片付けの成果を実感しやすくなります。
生ゴミや匂いの強いゴミは、カラスなどに荒らされないよう、袋の空気を抜いて口を固く縛り、すぐに指定の保管ます。
ステップ4:分別に必要な処理を行う
全てのゴミを集め終えたら、座って休憩しながら、分別に必要な処理を行います。
ペットボトルのキャップやラベルを剥がす。
危険物(割れた皿など)は新聞紙などで包み、「キケン」と表示する。
4. 補足:安全と心のケアのポイント
小分けで進める: 一気に片付けようとせず、「今日はこの袋一つ分だけ」と決めて、毎日少しずつ進めることが大切です。
動線の確保が最優先: 最も重要なのは、床に物を置かない状態を作り、つまずきや転倒を防ぐことです。まずは歩行スペースを確保し、安全な住まい環境を整えることを目的にしましょう。
「捨てる」より「分ける」: 高齢者は物を手放すことに抵抗がある方が多いため、「捨てる」という言葉を避け、「いる物」「いらない物」「一時的に移動する物」に分けるという視点で提案すると、スムーズに進むことがあります。
内部洗浄(高圧洗浄)の手順
内部洗浄の主な流れです。
1. 安全確認と準備
電源を切る:必ずエアコンのコンセントを抜き、可能であればブレーカーも落とします。
動作確認:作業前に正常に動作することを確認します。
周辺の確保:作業スペースを確保し、床にビニールシートなどを敷きます。
外装部品の取り外し:
フロントカバー、フィルター、ルーバー(風向板)を取り外します。
お掃除機能付きエアコンの場合は、お掃除ユニットも外します。(この作業は非常に難易度が高いです。)
電装部品の養生:
制御基板やモーターなどの電装部品に、水が絶対に浸入しないよう、防水シートやビニールで厳重に覆い、テープでしっかりと固定します。
エアコン本体の養生:
エアコン洗浄専用の養生カバー(ホッパー)を使用し、エアコン全体を覆います。
カバーのホースをバケツや汚水受けに接続し、洗浄後の汚水がすべて回収されるようにセットします。
洗剤の噴霧:
エアコン洗浄用の専用洗剤(必ず中性または弱アルカリ性のエアコン用洗剤を使用)を、熱交換器のアルミフィン全体と送風ファンに均一に噴霧します。
特にカビのひどいファンは丁寧に。洗剤を約5〜10分間浸透させ、汚れを浮かせます。
高圧洗浄機の使用:
エアコン洗浄専用の小型高圧洗浄機(水圧が調整可能なもの)を使用します。家庭用の高圧洗浄機は水圧が高すぎる場合があり、部品破損の原因になります。
熱交換器のアルミフィン:フィンの目に沿って、上から下へ、奥から手前へ水圧をかけて洗い流します。
送風ファン:ファンを回転させないよう、水圧をコントロールしながら、奥の汚れを吹き出し口側へ向かって洗い流します。電装部品に水がかからないよう、特に細心の注意を払います。
すすぎ:
洗剤成分が残らないよう、きれいな水で再度高圧洗浄を行い、徹底的にすすぎます。汚水の色が透明になるまで繰り返します。
水分の拭き取り:見える範囲の水分をタオルなどで丁寧に拭き取ります。
乾燥:
養生を外した後、エアコンを組み立てる前に、送風運転を最低でも1時間行い、内部を完全に乾燥させます。水分が残っているとカビの再発やショートの原因になります。
組み立て:
取り外した外装部品(カバー、フィルター、ルーバーなど)を洗浄し、乾燥させてから、分解と逆の手順で元通りに組み立てます。
動作確認:最後に正常に動作することを確認します。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
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2025年