川崎市中原区でプロペラ式換気扇クリーニングならベンリー武蔵小杉店へ
2025/09/16
プロペラ式換気扇のクリーニングは、油汚れが固まる前に定期的におこなうことが大切です。ここでは、詳細な手順を順を追ってご説明します。
1. 準備と安全対策
作業に入る前に、安全を確保し、掃除道具を揃えましょう。
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安全対策:
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必ず電源を切る: 換気扇の電源スイッチを切り、可能であればコンセントからプラグを抜いておきます。誤作動による怪我を防ぐため、最も重要なステップです。
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養生する: 換気扇の下や周囲に、新聞紙やビニールシートを敷きます。油汚れや洗剤が床や壁に付着するのを防ぎます。
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保護具の着用: 油汚れや洗剤が手につくのを防ぐため、ゴム手袋を着用します。油汚れがひどい場合は、メガネやマスクを着用すると、目や口に汚れや洗剤が飛び散るのを防ぐことができます。
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必要な道具:
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洗剤:
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アルカリ性洗剤: 油汚れにはアルカリ性の洗剤が効果的です。市販の換気扇用洗剤、セスキ炭酸ソーダ、重曹などが使えます。
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中性洗剤: 軽い汚れの場合は中性洗剤でも十分です。
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道具:
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スポンジ、歯ブラシ、ブラシ
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古い布(雑巾)
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ヘラや割り箸(こびりついた汚れを落とす用)
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ゴミ袋(45L程度の厚手のもの)
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バケツまたは大きめの容器
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2. 部品の取り外し
プロペラ換気扇は、いくつかの部品に分かれています。これらを順番に取り外していきます。
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カバーの取り外し:
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換気扇全体を覆っているプラスチック製のカバーを取り外します。
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多くの機種は、下部のツメを押しながら手前に引き下げることで外れます。
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中にはネジで固定されている場合もあるので、外れない場合はネジがないか確認しましょう。
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プロペラ(羽根)の取り外し:
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プロペラの中央部分にある、円錐形のキャップ(スピンナー)を回して外します。
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スピンナーには「ゆるむ」や「LOCK」「UNLOCK」などの表示があるので、表示に従って回します。(多くの場合、反時計回りで外れます。)
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スピンナーを外したら、プロペラを手前に引き抜きます。
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※注意:プロペラが外れない場合は、スピンナーの軸棒に油汚れが固着している可能性があります。無理に引っ張らず、軸棒にも洗剤をスプレーしてしばらく置いてから試みましょう。
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オイル受け(油だまり)の取り外し:
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機種によっては、プロペラの下に油を受けるための皿状の部品がついている場合があります。
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これも取り外し、他の部品と一緒に洗浄します。
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3. 各部品の洗浄
取り外した部品を効率的に洗浄します。
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つけ置き:
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バケツや大きめのゴミ袋に、50℃くらいのぬるま湯を入れます。
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そこにアルカリ性洗剤(セスキ炭酸ソーダなど)を溶かします。
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取り外した部品(カバー、プロペラ、オイル受けなど)をすべて浸し、30分〜1時間ほどつけ置きします。
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ポイント: ゴミ袋を使うと、洗剤の使用量を抑えられ、後片付けも簡単になります。ただし、部品の角で袋に穴が開かないように注意しましょう。
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ブラシ・スポンジで汚れを落とす:
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つけ置き後、スポンジや歯ブラシを使って汚れをこすり落とします。
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油汚れが浮いているので、軽い力で落とせるはずです。
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プロペラの羽根の隙間や、細かい部分は歯ブラシを使うと効果的です。
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こびりついた頑固な汚れは、ヘラや割り箸で削り落とします。
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すすぎと乾燥:
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汚れを落としたら、流水で洗剤をきれいに洗い流します。
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水分が残っているとカビやサビの原因になるため、タオルなどで水分をしっかり拭き取ります。
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風通しの良い場所で、完全に乾燥させます。30分〜1時間ほど陰干しするのがおすすめです。
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4. 換気扇本体の清掃
部品を外した後の本体(壁に埋め込まれている部分)をきれいにします。
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拭き掃除:
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本体は水洗いできないので、洗剤をつけた布やキッチンペーパーで拭き掃除をします。
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重曹水をスプレーして拭き取るのも効果的です。
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注意: スイッチ部分や電気系統には水や洗剤を直接かけないように注意します。
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軸棒の清掃:
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プロペラがはまっていた中心の軸棒も、油汚れをきれいに拭き取ります。
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この軸棒には、プロペラの回転をスムーズにするための潤滑油が塗られていることがあります。きれいに拭き取りすぎると、プロペラの回転が鈍くなることがあるので、無理にゴシゴシこすらないように注意しましょう。
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5. 部品の取り付け
すべての部品が完全に乾いたら、元の位置に戻します。
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プロペラの取り付け:
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軸棒にプロペラを差し込みます。
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スピンナーを回して固定します。この時も「ゆるむ」の逆方向に回します。
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カバーの取り付け:
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カバーを元の位置に取り付け、カチッと音がするまでしっかりと固定します。
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動作確認:
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最後に、電源を入れて換気扇が正常に動くか確認します。
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以上の手順で、プロペラ式換気扇のクリーニングは完了です。定期的なお手入れで、常に清潔な状態を保ちましょう。
ご依頼頂き、ありがとうございました。