倉庫で使用する鉄製キャビネット(スチールキャビネット)の組み立て方についてですね。多くの製品は、ボルトやビスで組み立てるタイプ、またはボルトを使わない「ボルトレス」タイプに分かれます。ここでは一般的な手順を解説します。
組み立て前の準備
部品の確認:
梱包を解き、すべての部品が揃っているか、破損がないか確認します。
取扱説明書の部品リストと照らし合わせながら、番号や名称を確認しておくとスムーズです。
もし不足や破損があれば、組み立てを始めず、すぐに購入元に連絡してください。
作業スペースの確保:
組み立てる場所は、キャビネットのサイズより一回り広いスペースを確保します。
床を傷つけないように、段ボールや毛布などを敷いて養生します。
道具の準備:
製品によりますが、一般的に以下のものが必要になります。
プラスドライバー、マイナスドライバー
六角レンチ(付属していることが多い)
ゴムハンマー(ボルトレスタイプの場合、部品をはめ込む際に必要)
軍手(怪我防止のため)
メジャー、水平器(仕上がりを確認するため)
組み立て手順
1. ベース(土台)の組み立て
底板となる部品を、床に敷いた養生の上に置きます。
側板や背板を、底板に差し込むか、ビスで固定していきます。
この段階では、ボルトやビスを仮締めにしておくと、後の微調整がしやすくなります。
2. 支柱と棚板の取り付け
支柱(柱となる部分)を、ベースに立てて固定します。
次に、棚板を固定します。
ボルト・ナット式: 支柱の穴にボルトを通し、棚板を固定します。この際、棚板の位置を均等にするため、穴の数を数えながら取り付けると良いでしょう。
ボルトレス式: 支柱の溝に棚受けのフックを引っ掛け、棚板を乗せます。ゴムハンマーで軽く叩いて、しっかりと固定します。
3. 天板の取り付け
すべての棚板を取り付けたら、最後に天板を固定します。
4. 扉や引き出しの取り付け
扉や引き出しがある場合は、この段階で取り付けます。
ヒンジ(蝶番)の位置を調整し、扉がスムーズに開閉するか確認します。
鍵が付いている場合は、正しく施錠できるか確認します。
5. 最終的な締め付けと確認
すべての部品が正しく組み立てられているか確認します。
仮締めしていたボルトやビスを、しっかり本締めします。締め付けすぎると部品が歪むことがあるので注意が必要です。
水平器を使って、キャビネットが水平になっているか確認します。
キャビネットを設置場所に移動し、転倒防止のため、壁に固定するなどの対策を行います。
組み立てのポイント
2人以上での作業が推奨されます。 特に大型のキャビネットの場合、部品が重く、不安定になりやすいため、複数人での作業が安全かつ効率的です。
取扱説明書は必ず熟読してください。 部品や組み立ての順番を間違えると、最初からやり直すことになります。
ゴムハンマーは必需品です。 金属製のハンマーだと、部品を傷つけてしまう可能性があります。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
家具組み立て 詳細はこちら
2025年