台所と子供部屋の荷物の梱包のご依頼でした。
梱包の基本ルール
「いるもの」「いらないもの」の仕分け: 梱包を始める前に、必ず不要なものを処分しましょう。引越しは荷物を減らす絶好の機会です。
使用頻度で分ける: 引越し後すぐに使うもの(新居での初日に必要なものなど)と、そうでないものを分けて梱包すると、新居での生活がスムーズです。
重いものは小さい段ボールに、軽いものは大きい段ボールに: 段ボールの底が抜けるのを防ぎ、持ち運びやすくするためです。
段ボールの隙間を埋める: 荷物が中で動かないように、新聞紙やタオル、緩衝材などで隙間を埋めます。
段ボールに内容と部屋を明記: 「台所・食器」「子供部屋・おもちゃ」など、中身と新居での配置場所を具体的に記入します。割れ物がある場合は「ワレモノ注意」「取扱注意」と大きく書きましょう。
すぐに使うものは別の箱に: 引越し当日から翌日にかけて必要なもの(貴重品、着替え、洗面用具、簡単な調理器具、子供のお気に入りのおもちゃなど)は、他の荷物とは別の段ボールやバッグにまとめておきましょう。
1. 台所の荷物の梱包
台所は割れ物や液体が多く、梱包に特に注意が必要です。
食器類:
一枚ずつ丁寧に包む: 新聞紙や緩衝材で一枚ずつ包み、重ねて段ボールに入れます。お皿は立てて入れると割れにくいです。
グラス・カップ: グラスの中に新聞紙を丸めて入れ、一つずつ包みます。取っ手のあるカップは取っ手部分も保護しましょう。
段ボールの底に緩衝材: 段ボールの底に丸めた新聞紙やタオルを敷くと、衝撃を吸収してくれます。
隙間を埋める: 梱包後も隙間がある場合は、新聞紙などを詰めて荷物が動かないようにします。
「ワレモノ注意」と明記: 段ボールの四方に大きく書きましょう。
調理器具:
鍋・フライパン: サイズの合う段ボールに重ねて入れます。傷が気になる場合は、間に新聞紙などを挟みます。
包丁: 厚紙などで刃を保護し、テープでしっかり固定します。他のものと一緒に入れず、単独で厳重に梱包するか、引越し業者に相談して専用の梱包材を使用しましょう。
その他小物: 菜箸、お玉、ピーラーなどはまとめて袋に入れ、段ボールに入れます。
調味料・液体類:
使い切るのがベスト: 開封済みの調味料は、引越し前にできるだけ使い切りましょう。
密閉する: 液体が漏れないように、キャップをしっかり閉め、ビニール袋に入れてから段ボールに入れます。
立てて入れる: 横にすると漏れる可能性があるので、立てて梱包します。
重いので小さい段ボールに: 醤油や油などの液体は重いので、小さい段ボールにまとめましょう。
食品類:
常温保存できるもの: 乾物、缶詰、レトルト食品などは段ボールに詰めます。
冷蔵・冷凍品: 引越し当日にクーラーボックスに入れて運びます。引越し業者によっては運べない場合もあるので、事前に確認が必要です。
子供部屋は、おもちゃや本、衣類など種類が多岐にわたります。子供と一緒に梱包するのも良い経験になります。
おもちゃ:
細かいおもちゃ: ブロックやミニカー、人形の小物など、細かいものはジップロックや小さな袋に入れてから段ボールに入れます。
ぬいぐるみ: 圧縮袋に入れるとスペースを節約できます。そのまま段ボールに入れても構いませんが、他の荷物の緩衝材代わりにもなります。
大型のおもちゃ: そのまま段ボールに入らない場合は、引越し業者に相談して緩衝材で包んでもらうか、分解できるものは分解して梱包します。
お気に入りのもの: 子供が引越し後すぐに遊びたいお気に入りのおもちゃは、すぐに取り出せるように別のバッグや段ボールに入れておきましょう。
本・絵本:
小さい段ボールに: 本は重いので、小さい段ボールに詰めます。
立てて入れる: 横にするとページが折れ曲がる可能性があるので、立てて入れます。
衣類:
季節外のものから梱包: まずは次のシーズンまで使わない衣類から梱包を始めます。
たたむか、ハンガーボックスを利用: たたんで段ボールに入れるか、引越し業者が提供するハンガーボックスを利用すると、シワにならずに運べます。
下着・靴下など: 小分けにして袋に入れてから段ボールに入れます。
学習用品・文房具:
筆記用具: ペンケースなどにまとめて入れ、すぐに取り出せるようにしておくと便利です。
教科書・ノート: 本と同様に小さい段ボールに詰めます。
思い出の品:
子供が作った作品や思い出の写真は、壊れないように丁寧に梱包し、他のものとは別の段ボールに入れるなどして大切に扱いましょう。
梱包資材の準備: ガムテープ、カッター、ハサミ、油性ペン、新聞紙、緩衝材(プチプチなど)も忘れずに準備します。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
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このタイプのアパートでは、主に階段と共用廊下が清掃の中心となります。
1. 階段・廊下
床:
掃き掃除: 砂、埃、落ち葉、髪の毛、小さなゴミなどを丁寧に掃き取ります。特に階段の角や隅は埃が溜まりやすいので念入りに。
拭き掃除: 固く絞った雑巾やモップで、手垢や泥汚れなどを拭き取ります。床材に合わせた洗剤を使用しても良いでしょう。雨の日など、濡れて滑りやすい場合は水拭きの後、しっかり乾燥させましょう。
手すり: 手垢や埃を拭き取ります。多くの人が触れる場所なので、こまめに清掃しましょう。
壁: 汚れがあれば拭き取ります。蜘蛛の巣なども除去しましょう。
窓(もしあれば): 拭き掃除で汚れを落とします。
照明器具: 埃を払い、拭き掃除。虫の死骸などがあれば取り除きます。
各戸の玄関ドアの共用部側の汚れ(手垢、泥はねなど)を拭き取ります。
表札やドアノブなども軽く拭きましょう
ほうき、ちりとり
モップ、バケツ
雑巾(複数枚)
ウェットシート、マイクロファイバークロス
床用洗剤(必要に応じて)
ゴミ袋
軍手、ゴム手袋
脚立(高所の照明など)
清掃のポイントと注意点
上から下へ: 清掃は、上階から下階へ、高い場所から低い場所へ進めると効率的です。埃やゴミが落ちてきても、最後にまとめて清掃できます。
奥から手前へ: 階段や廊下は、一番奥から手前に向かって清掃すると、清掃済みの場所を汚さずに済みます。
隅々まで: 階段の角、手すりの付け根、壁と床の境目など、埃や汚れが溜まりやすい場所は特に意識して清掃しましょう。
安全確保: 濡れた床は滑りやすいので、清掃中は特に注意し、必要であれば「清掃中につき足元注意」などの張り紙をすることも有効です。
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本日のご依頼です。
手順:
作業前の確認と養生:
エアコンの状態、動作確認、異音や異臭の有無などを確認します。
エアコンの下や周囲に専用の養生シートを敷き、壁や床が汚れないように保護します。
必要に応じて家具などを移動させます。
エアコンカバー・フィルターの取り外し:
エアコンの前面カバー、エアフィルター、ルーバー(風向きを変える板)などを取り外します。
電装部品の保護と専用養生カバーの装着:
最も重要な工程です。エアコン内部の電装部品(基盤、モーターなど)に水がかからないよう、専門のシートやマスキングテープで厳重に保護します。
エアコン本体全体を覆う専用のエアコン洗浄カバーを装着し、洗浄水が飛び散らないようにします。このカバーは排水ホースが付いており、汚水はバケツなどに排出されます。
エアコン内部への専用洗剤の塗布:
エアコンの熱交換器(フィン)や送風ファン、ドレンパン(結露水を受ける皿)などに、専用の強力な洗浄剤を噴霧します。
洗剤を浸透させるため、しばらく放置します。この間にカビやホコリ、油汚れなどを分解・浮かせます。
高圧洗浄:
業務用に調整された高圧洗浄機を使用し、フィンやファンの奥に詰まったカビやホコリ、洗剤を強力な水圧で洗い流します。
洗浄水は洗浄カバーを通ってバケツに排出され、汚れ具合を視覚的に確認できます。
通常の家庭用高圧洗浄機よりも水圧が強いため、奥の汚れまでしっかりと除去できます。
すすぎ:
洗剤成分が残らないように、十分に清水で洗い流します。
取り外した部品の洗浄:
取り外した前面カバー、フィルター、ルーバーなども、専用の洗剤や高圧洗浄で丁寧に洗浄します。
防カビ・抗菌処理(オプションの場合あり):
必要に応じて、カビの発生を抑制する防カビ剤や抗菌剤を塗布します。
乾燥と拭き上げ:
洗浄後の水気を拭き取り、エアコン内部を十分に乾燥させます。
送風運転を行い、内部を乾燥させます。
部品の取り付けと動作確認:
洗浄した各部品を元に戻します。
試運転を行い、正常に動作するか、異音や水漏れがないか、風量や冷暖房が問題ないかを確認します。
以上です。
ご依頼頂き、ありがとうございました。
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本日のご依頼です。
マンション2LDK、エレベーターありでの遺品整理、4人作業ですね。前回3LDKのケースで詳しくご説明しましたが、2LDKでエレベーターがある場合のポイントと効率的な進め方に絞って、具体的な「やり方」を再度整理してご説明します。
マンション2LDK 遺品整理:エレベーターあり・4人作業の効率的な進め方
2LDKでエレベーターがある場合、荷物が多ければ作業は大変です。エレベーターがあることを最大限に活用し、4人での作業を効率的に進めることが重要になります。
【作業を始める前の準備】
前回の3LDKと同様に、以下の準備は必須です。
遺族との打ち合わせ:
最重要: 残すもの、処分するものの明確な指示。
貴重品、重要書類の確認(場所のヒントがあれば事前に聞く)。
探し物の有無。
遺品整理後の部屋の希望(清掃、ハウスクリーニングなど)。
作業日程、時間、費用、支払い方法の確認。
必要な道具の準備:
梱包資材: 段ボール(大小)、ガムテープ、ひも、プチプチ、新聞紙。
分別用品: ゴミ袋(可燃、不燃、資源など、自治体指定のもの)、マジックペン、ラベルシール。
清掃用品: 掃除機、ほうき、ちりとり、雑巾、洗剤。
安全対策: 軍手、マスク、動きやすい服装、靴。
その他: カッター、ハサミ、ドライバーセット、懐中電灯。
マンション管理組合・管理会社への連絡:
エレベーターの使用について:
養生の必要性の確認(必須の場合が多い)。
使用時間帯の制限の有無。
専用使用(予約)の可否。
ゴミ出しルール: 特に粗大ゴミ、大量のゴミの一時保管場所や出し方。
共用部の利用ルール: 廊下での一時的な荷物置き、台車使用の可否など。
駐車スペースの確認。
騒音に関する注意点。
【4人作業の役割分担と効率化のポイント】
エレベーターがあるため、荷物の搬出が比較的スムーズに行えます。この利点を活かして、役割を分担しましょう。
リーダー(1名):全体の指揮・管理、遺族との連携、貴重品・重要書類の管理
常に遺族の意向を確認し、作業全体を統括します。
見つかった貴重品や重要書類を厳重に管理し、遺族に確認・引き渡します。
各作業員の進捗を確認し、指示を出します。
マンションの管理組合・近隣住民への配慮を行います。
室内作業班(2名):仕分け・分別・梱包の専門家
この2名が中心となって、部屋の中で荷物の仕分け、分別、梱包を行います。
1名が「残すもの」の選別と梱包、もう1名が「処分するもの」の徹底分別を担当すると効率的です。
ゴミ袋や段ボールへの詰め込みもこの担当が行います。
搬出・清掃班(1名):運搬と最終確認、清掃の専門家
室内作業班が梱包・分別したゴミや荷物を、エレベーターを使ってスムーズに運び出す役割です。
エレベーターの養生と確保: 作業開始時にエレベーターの養生(壁面保護)を行い、必要であれば長時間使用できるよう手配します。
運搬経路の確保: マンション内の廊下や玄関からエレベーター、そして屋外のゴミ集積所や車への搬出経路を確保し、障害物がないようにします。
ゴミや荷物が溜まったら随時エレベーターで運び出します。
最終的な清掃(掃除機、拭き掃除)も担当します。
【具体的な作業手順】
ステップ1:貴重品・重要書類の探索と確保(最優先)
4人全員で、まずは各部屋を徹底的に探します。タンスの引き出し、本の隙間、壁の裏など、細部まで確認。
見つかったものは、リーダーが管理し、リストを作成して遺族に確認・引き渡します。
ステップ2:部屋ごとの作業計画と分担
2LDKの場合、リビング、洋室/和室1、洋室/和室2、キッチン、バス・トイレ・洗面所となることが多いでしょう。
リビング・メインの洋室から開始: 比較的広いスペースで作業しやすい場所から始めます。
室内作業班2名が担当する部屋を決定: 例えば、1名がリビング、もう1名が洋室1を担当し、ある程度片付いたら交代したり、協力したりします。
「残すもの」の仮置きスペースの設定: 遺族が持ち帰るものや形見分けの品は、汚れないように別の部屋や部屋の隅にまとめ、梱包して印をつけておきます。
「処分するもの」の分別: 各部屋で可燃、不燃、資源(紙類、プラスチック、びん・缶)、粗大ゴミなど、徹底して分別します。自治体のゴミ出しルールを壁に貼っておくと便利です。
ステップ3:同時並行での搬出作業
室内作業班が分別・梱包を進める傍ら、搬出・清掃班は随時、部屋から廊下へ運び出されたゴミ袋や段ボール、小型の粗大ゴミをエレベーターで下ろします。
エレベーターへの積載効率を意識: 一度に運べるだけ運ぶことで、往復回数を減らします。台車を複数用意するとさらに効率的です。
粗大ゴミの準備: 大型家具などは、運びやすいように解体できるものは解体します(電動ドライバーなどがあると便利)。エレベーターで運べるサイズか確認します。
屋外での一時保管: マンションのゴミ集積所や指定された場所に、一時的に分別されたゴミや粗大ゴミを置きます。
ステップ4:粗大ゴミの処理
事前申し込み: 最も時間がかかるプロセスです。作業開始前に、搬出予定の粗大ゴミの品目と量をリストアップし、自治体の粗大ゴミ受付センターに申し込みを済ませておきましょう。
処理券の購入と貼付: 収集日までに処理手数料券を購入し、粗大ゴミに貼り付けます。
搬出・運搬班が担当: 収集日の朝に指定された場所へ運び出します。4人作業であれば、大型家具の搬出も比較的容易です。
ステップ5:清掃
全ての荷物やゴミを運び出した後、各部屋の清掃を行います。
掃除機をかけ、床や棚などを拭き掃除します。
水回り(キッチン、風呂、トイレ)も簡単に清掃します。
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2025年